金沢に、12日付けで大宮から完全移籍で加入したDF沼田圭悟が18日の練習後、取材に応じた。沼田は「やっぱり熱心に誘ってくれたことが一番。試合に出られる可能性が高いところにいった方が、自分の成長にもつながると思った」と、移籍の理由を明かした。
複数のポジションでプレー可能な沼田だが、金沢ではSBが主戦場になりそうだ。理想のSB像について「好きなのはレアルのマルセロみたいな感じ。ドリブルできるし、クロスのタイミングも良い。ポゼッションもうまい。そこでタメを作って外せる選手が良いと思う。(現地観戦した)徳島戦はタメがあまり作れていなかったので、サイドでちょっとタメを作れたら良い」と、ピッチに立つイメージをふくらませた。早速、今節・群馬戦に左SBとして先発する可能性が高い。
6戦勝ちなしの金沢は降格圏との勝ち点差が縮まる中、今節・群馬戦、次節・讃岐戦、J2残留を占う下位直接対決を迎える。讃岐時代に残留争いを経験した沼田は「次の2試合で決まると言っても過言ではない。やっぱり堅いゲームになると思う。ピリピリした緊張感は半端ないと思うので、そこで焦れないことが大事。仕掛けるところで仕掛けて点を取ってしまえば、気持ちはラクになる。先制点が重要」と、試合のポイントを語った。
(金沢担当 野中拓也)
2017/08/18 19:06