神戸の練習場はきわめて暑い。「神戸の夏にびびってますよ」と苦笑いを浮かべたのは渡部博文だ。
昨季まで在籍した仙台では「2週間で夏が終わった」と神戸との違いを振り返る渡部。長袖着用は当たり前、サウナスーツを着込むなど、アウェイ戦に向けた暑さ対策を行っていたというが、今季初めて経験した神戸の練習場の暑さには衝撃を受けているようだ。
降り注ぐ太陽光、まとわりつく湿気。渡部は「暑さに慣れることが大事」と、酷暑を真正面から受け止める。「それに、(練習場は)ちょっと山になっているし、空気が薄い環境という気持ちで」と語り、冷涼さはないものの“高地トレーニング”をイメージしながら「バテにくくなる」体づくりに挑んでいる。
夏場の戦いは「ゲームコントロールがすべて」と語る背番号3。「一人のミスはみんなでカバーしないといけないし、自分だけ走れても意味がない」と述べ、周囲の選手との呼吸や距離感を合わせたいと意気込む。
練習場の暑さはまだまだ続くが、「良い意味での練習時間にしたいですね」と精力的にトレーニングに打ち込んでいる。
(神戸担当 小野慶太)
2017/07/27 19:26