7月22日にタイの首都バンコクで同国の強豪、ムアントン・ユナイテッドと国際親善試合をする札幌は20日の夜に札幌市内を出発。21日の早朝に同地に到着すると、この日は夕方から試合会場となるSCGスタジアムで練習を行って試合への調整を行うことになる。
注目はやはりタイ代表FWチャナティップ・ソングラシンだろう。対戦相手のムアントンは“タイのメッシ”としてタイさらには東南アジアで圧倒的な注目を集めるこの人気選手の古巣。前半は札幌の選手として、後半はムアントンの選手としてプレーをするプランもあり、会場は大いに盛り上がりそうである。
Jリーグデビューも近いチャナティップは「ワクワクしている。札幌のユニフォームを着てプレーできるのはすごく光栄なこと。Jリーグの選手としてプレーをすることは、大きな目標のひとつだった」と高まる意気込みを隠さない。また、この試合の会場では北海道の名産品を紹介するブースなどが設置される予定となっている。近年の北海道はタイからの観光客が着実に増加しており、この試合は北海道とタイとの親密感をより高めるイベントにもなりそうだ。「クラブの知名度や価値を高める意味でも、意義のある試合」と四方田修平監督。
また、月末の29日にはリーグ戦のホームゲーム・浦和戦が控えており、この試合がチャナティップにとってJリーグでのリーグ戦デビューとなる可能性もある。それに向けて3万本のタイ国旗が来場者に配られる予定となっており、ここもまたタイとの距離感が一気に縮まる場となりそうである。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/07/21 19:43