今季、岐阜から完全移籍で加入した遠藤純輝にとっての今節は、慣れ親しんだ長良川での古巣戦となる。かつての庭だった長良川にアウェイチームの一員として乗り込むのは初めてのこと。そのため、本人にとっては「どんな気持ちになるのか分からない」という。しかし、特に仲の良かった田中パウロ淳一や風間宏矢などの若手選手や、在籍当時はお世話になったという田森大己ら元チームメートとの再会が楽しみで仕方がない。
試合2日前の紅白戦では2本目で主力組の2トップに食い込むなど、まずはメンバー入りへ猛アピール中。なんとしても長良川のピッチに立ちたい遠藤は「試合に出られるようであれば、切り替え、アクション、ボール中心の守備。そうしたチームとしてやるべきことをしっかりと表現したい」と語る。
岐阜県外で生活をしたことのなかった生粋の“岐阜っ子”が故郷を離れて、約半年が過ぎた。「町田のために全身全霊を懸けて戦う」と決意を語る町田の17番に、長良川のピッチに立つチャンスは訪れるだろうか。
(町田担当 郡司聡)
2017/07/21 19:34