横浜FCは16日、関東大学リーグ2部所属の神奈川大と練習試合を行った。
今夏補強したレアンドロ・ドミンゲスの初の実戦となるとともに、カズ、小宮山尊信、藤井悠太らけがで離脱していた選手たちも登場し、大勢のファン・サポーターが詰めかけた。
午前11時キックオフ、酷暑の中で行われた試合は序盤から大学生にペースを握られる。9分に左クロスからヘディングを合わされ失点すると、21分には中央突破から追加点を奪われた。後半終了間際にもCKから失点し、横浜FCは0−3で敗れた。
注目のレアンドロは右サイドハーフに入った。守備面の連係はまだまだで、そこを突かれたことが守勢に回る一因にもなったが、ボールを持てばやはり違いを見せた。18分、小宮山のロングボールで裏に抜け出し、バウンドしたボールを巧みにキープしてヒールで大久保にラストパス。20分、左サイドを駆け上がった小宮山にロングパスを合わせ、小宮山のクロスを大久保がシュート。29分、低い位置でタメを作って大久保の飛び出しに合わせたスペースへのパスは、観客も思わずどよめいた。大久保は外を回ったカズに渡し、カズのクロスに中央で寺田紳一がフリーでヘディングシュートを放ったが、惜しくもGK正面。さらに48分にもレアンドロからスルーパスが大久保に渡るが、シュートまで持ち込めなかった。
約70分のプレーを終えたレアンドロは、「実戦をこなせばコンディションも上がる。今日も3つは大きなチャンスを作った。来週の公式戦につなげたい」と、22日ホーム長崎戦でのJ2デビューに意欲を見せた。
写真:芥川和久
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/07/16 18:31