仙台のGKシュミット・ダニエルが思い出の地で迎える一戦での勝利に向け、闘志を高めている。
14年に仙台でプロ生活をスタートさせたシュミットは、同年4月から5月に熊本へ短期の期限付き移籍。そして仙台復帰後の6月1日にナビスコカップ(現・ルヴァンカップ)第7節でJ1公式戦デビューを果たした。その試合は、ノエビアスタジアム神戸で開催された神戸戦(1●2)だった。今季7月8日のJ1第18節・神戸戦で出場すれば、約3年ぶりに同所でのプレーとなる。
14年のJ1デビュー戦では試合開始直後と試合終了直前の2失点で悔しい思いをしたシュミットだが、その後にJ2とJ1で出場経験を重ね、いまは仙台のレギュラーとしてゴールを守っている。「あのときからの成長を、結果につなげたい」と、スケールアップしたプレーを誓う。
今回の神戸戦は連敗を受けて迎える後半戦初戦ということで、「まずは勝ち点3。連敗を止めることもそうだが、勝つことによって止めたい。自分としては、最近は失点が多いので、無失点で抑えることをまず考えたい」と意気込んだ。「試合の流れの中では思いどおりにプレーできない時間は必ず来るが、そのときにチームの共通理解を忘れないよう、ピッチ内のコミュニケーションをさらに増やしていく」と、厳しい敵地での一戦を展望するとともに、「勝利で良い流れを作りたい」と、勝ち点3獲得を目指す。
写真:板垣 晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/07/06 18:48