23日、三保は強い日差しが降り注ぎ、とても長くは外に出ていられないような暑さとなった。そうした中でも、チアゴ・アウベスは取材に応じてくれ、さらに自分が被っていた帽子を記者にかぶせるなどサービス精神は忘れなかった。
アウベスは22日の練習で、接触プレーから鼻を強打。帰宅する際も鼻を押さえたまま車に乗り込むなど、今節への影響が心配されていた。しかし、一日経ったこの日は、「もうプレーには問題はないが、不細工になってしまったよ(笑)」と冗談で応じ不安を一蹴した。アウベスが加入し、試合に出場し始めてから清水はリーグで1勝もできていない。そのため、「自分のゴールよりも、1試合でも早く勝ちたい」と勝利に飢えている。
清水は前節・C大阪戦でアディショナルタイムに同点ゴールを決められ勝利を逃すなど、あと一歩で勝ち切れない試合が続いている。アウベスの活躍から、チームとして10試合ぶりの勝利、今季リーグ戦でのホーム初勝利、小林伸二監督のJリーグ通算200勝と、ここまで溜まりに溜まった意味ある勝利にしたい。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2017/06/23 20:07