大宮・伊藤彰監督のリーグ戦初陣となった前節・鳥栖戦(1△1)を出場停止で欠場した大前元紀にとって、今節・新潟戦は新体制で初のリーグ戦となる。「求められているものはゴール。どのポジションでもしっかり狙っていけるように準備したい」と自覚し、自らの得点によってチームをけん引する覚悟を示す。
ましてや新潟戦は下位同士の直接対決。「どこが相手でも変わらないというのは当たり前ですけど、新潟との直接対決はかなり大事な一戦になると思います。ここで勝つか負けるかで、大きな違いになる」。“6ポイントゲーム”で勝利をつかむためにも、チームとしても個人としても攻撃面の向上に余念がない。「もし引かれたとしても、いまやろうとしているサッカーなら引いた相手でも崩せると思う」という自信を胸に、一歩も退かずにアウェイの地に乗り込む覚悟だ。
現在のチームは新たなスタイル習得に向けてポジティブな雰囲気を発しているが、「(伊藤)彰さんが言っていたように僕たちはまだ何も成し遂げていない」と大前。「この良い雰囲気を過信せず、居心地良くならないで、しっかり勝ち点3を積み上げていって、最終的に上の順位にいられるようにやっていかなければいけない」と油断することなく、目の前の一戦にすべてを懸けていく。
(大宮担当 片村光博)
2017/06/15 18:36