三田啓貴が、17日の明治安田J1第15節・鳥栖戦を待ち切れない様子だ。
仙台のチーム自体が公式戦は2週間ぶりとなるが、三田は前節・甲府戦を右ふくらはぎ打撲の影響で欠場したため、鳥栖戦に出れば久しぶりの公式戦となる。今季はこれまでリーグ戦でもカップ戦でも試合に関わってきただけに、甲府戦で欠場したときは「悔しさがあった」という。
「中断前の戦いでは、守備を固める相手に対しても自分たちの攻撃で持ち味を出せるようになってきました。クリス(クリスラン)が(出場停止で)いない試合ですが、出た選手でしっかり連係して崩したい」。FC東京時代に指導を受けたマッシモ・フィッカデンティ監督が作り上げてきた堅固な守備組織を崩す構えだ。
そして、三田にはもう一つ、この対戦で楽しみにしていることがある。FC東京時代のチームメートである権田修一との、ピッチ上の再会である。「FC東京のアカデミー時代に中学・高校とずっと一緒でしたし、当時住んでいたのも歩いて5分くらいのご近所」という権田と、対戦相手としてピッチに立つのは今回が初めてとなる。「日本人で最高のGKの一人だと思っています」というGKとの対戦で、三田はゴールを破ることはできるか。
(仙台担当 板垣晴朗)
2017/06/15 18:09