13年からJ2で戦っている長崎。5年目を迎える今季はここまで通算で185試合を消化し、199得点(1年目48得点、2年目45得点、3年目42得点、4年目39得点、今季25得点)を積み上げている。つまり、次の1点が記念すべきクラブJ2通算200得点目になる。「全然、話題になっていない」と翁長聖が選手間の様子を教えてくれたが、可能性が高そうなウイングバックよりも前のポジションの5人に話題を振ってみた。
「取れたらいいですけどチームが勝てば何でもいい。勝つ中で自分が200得点を挙げられればいいですけど誰が取っても別にいいです。僕はあまりそこへの意識はない」(中村慶太)
「僕はいいっすわ。僕じゃないです、それは(笑)。シュートはいつも狙っていますけど、打つことができていないのが現状なのでどんどんゴールを意識しながら、その中でアシストでも何でもそういうのに絡めていければうれしい」(翁長)
「取れればいいし、取ったときにそれがたまたま200得点だったらいいですけどね。隣にフリーの選手がいればその選手にあげるくらいの気持ちでいきます」(木村裕)※クラブJ2通算100得点目の記録者
「200得点に限らず、個人的にゴールが欲しいっていうのが正直なところ」(幸野志有人)
「そうなんですか?じゃあ、頑張ります(笑)。俺が取ります。決めたらパフォーマンス、何かやります」(飯尾竜太朗)
と回答はさまざま。ちなみに高木琢也監督にも予想をお願いしてみると……、
「僕が取ります(笑)。200得点目は俺が取らないと。節目だからね」とさすがは現役時代、名を馳せたストライカー。そのプライドをのぞかせていた。ただ、高木監督は「DFの選手じゃないですか」と真面目に予想。その理由は「僕はちょっとそろそろリスタートから得点を取りたいので。リスタートから取れるとやっぱり大きい」と監督視点からの希望が込められたものだった。
次節・6月11日のJ2第18節・熊本戦はクラブの親会社でもあるジャパネットがマッチデースポンサーとなるジャパネットデーということもあり、選手たちは口々に「200得点目を取ったら何かもらえないかな」と冗談めいて話していた。選手の奮起のためにも高田社長、ぜひご一考を。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/06/09 20:45