3日(現地時間)にウェールズのカーディフで行われた欧州CL決勝。対峙したスペイン王者・レアル・マドリーとイタリア王者・ユベントスの両クラブに現役時代、在籍経験があるのが千葉のフアン・エスナイデル監督。どちらを応援していたのかとの問いの答えは「レアル」。その理由は「監督とアミーゴ」だからだそう。優勝決定後にメッセージをやり取りしたというジネディーヌ・ジダン監督だけなく、「クラブ内にもたくさん知り合いがいるので、勝ってほしいと思っていた」との思いを明かしてくれた。
さらには試合内容についても言及。まずは95-96シーズンなどのべ3年間在籍した勝者のレアル・マドリーについて、「レアルは偉大な選手がいるので、違いを見せ付けた。レアルに勝つことは本当に難しい。シュートチャンスを与えてはくれるが、相手が攻撃するときは(カウンターで)毎回ダメージを与えられる」と分析。続いて99-00シーズンから2年間所属した敗者のユベントスについて、「もうちょっと攻撃時に主導権を握れると思っていた。最初の15分ぐらいは良かったが、(まるで)攻撃に“重し”が乗っていたようで、全然攻撃に絡めなかった」と見立てた。
レアル・マドリーの優勝はどれぐらいうれしかったのかという質問には「そこまで『わぁ』と喜んだわけではないが・・・」と苦笑い。それでも最後は「僕たち(千葉)が勝ったほうが喜べる(笑)」と古巣の2年連続のビッグイヤーに口も滑らかだった。
(千葉担当 大林洋平)
2017/06/08 18:13