31日、27歳の誕生日を迎えた端戸仁。苦しい昨季を振り返るとともに、新しい1年への意気込みを語った。
昨季は端戸にとって歯がゆいシーズンだった。16年8月に約6カ月の重症を負い、チームが苦しい時期に貢献できない日々。そんな自分に苛立つこともあっただろう。「けがをしてから、サッカー人生ではあんな長いリハビリ生活も初めてだった。チームもなかなか勝てなくて、そこに自分もいれなかった。天皇杯や降格してしまった試合は見ているだけで、すごく歯がゆかった」(端戸)。それだけにこの1年に懸ける思いは強い。
長期離脱により、サッカーの感覚を取り戻すのに時間がかかった。それでもリハビリ、必死で練習に取り組んだ。「復帰明けは、体力面も含めてすごく難しかったけど、徐々に慣れてきて、オペしたところの調子も良くなってきた」。けがを乗り越えることはできた。あとは結果を示すだけだ。
一つ歳を重ねた端戸は成長を誓う。「自分が成長し続けられることを信じてやる」。さらにチームとしては「今季(のJ2)は順位が拮抗して苦しい戦いになっているけど、このチームなら必ず昇格できると信じている。いまはその目標に向けて頑張っている」と締めくくった。背番号17の新たな1年が始まる。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/05/31 14:37