新潟は27日、聖籠町のアルビレッジでJ1第13節・仙台戦に向けたトレーニングを一部非公開で行った。現在17位の新潟は、勝ち点6差で13位の仙台と対戦する。「勝ち点6の(価値がある)大切な試合。良い戦いをしたい」と呂比須ワグナー監督。初陣となった前節・札幌戦に続き、今季初の連勝で一つでも順位を上げていきたい。
勝つために必要なのはゴール。その期待を背負うのは、鈴木武蔵だ。J1第10節・川崎F戦で今季初先発の座を獲得すると、第11節・浦和戦で今季初得点。呂比須体制の初陣となった第12節・札幌戦からは「4-2-3-1」の1トップに起用され、シュート4本と決定機も増やしている。「感覚は悪くない。あとはどれだけ落ち着いてできるか。決めれば乗っていけるので、得点を奪いたい」と意気込む。
前節は試合終了間際にGKと1対1の決定的な場面も迎えたが、惜しくも相手の好セーブに阻まれた。今週取り組んだ1対1のトレーニングでは、元日本代表FWの呂比須監督から狙いどころもレクチャーされた。呂比須監督は鈴木に「できるプレーを信じてくれと伝えている。GKのポジションを確認して冷静に狙ってほしい。良い動きもしているし、スピードもある。信じて頑張ってほしい」と期待と信頼をこめてエールを送る。
負けられない仙台との一戦は29日13時に仙台ユアテックスタジアムでキックオフとなる。
写真:野本桂子
(新潟担当 野本桂子)
2017/05/28 08:00