5月23日に上野展裕監督が退任した山口。暫定的に指揮を執る猿澤真治新監督の下での練習が始まった。
練習後、取材に応じた猿澤新監督は「いろいろなことがあったとは思うが、気持ちを切り替えてこれから次の戦いに向かって頑張っていこうということで、良い雰囲気で練習できたのではないかと感じている」と監督としての初練習を振り返る。
これまでの攻撃的なスタイルを踏襲するかについては「スタイル自体を私自身で変えるつもりはない。ただ相手もあることなので、まったく同じように戦うかどうかはいまから考えながら進めていきたい。レノファのスタイルというものを壊して、新しいものをやるということはない」と話す。
練習ではセットプレーの守備にも時間を割き、選手たちとコミュニケーションを取りながら課題修正に取り組んだ。
27日の次節・町田戦は今季初めて下関で試合を行う。「勝利するためにチームが一つとなって戦えるかどうか。いま一番大切なのは、一体感を出せるかどうかだと思う。選手一人ひとりが勝つために何をするかを考えて戦って初めて一体感は出てくる。そういうものを求めたい」と新監督。
サポーターに向けて「いま、レノファとしてはこれまでにないぐらい厳しい状況だと思う。ここで出せる力がレノファの本当の力。選手たちも心を入れ替えて取り組んでいるので、グラウンドで活躍する選手を応援してほしい」と呼び掛ける。
(山口担当 田辺久豊)
2017/05/25 10:00