前節・山口戦で自身でも初という1試合3アシストを記録した山形の瀬川和樹。なかなかレアな記録だけに、さぞ周囲の反響もあったのではないかと思われたが、「特には感じてはないです」といつもの淡々とした様子。そして「個人的にもまだまだだと思うし、監督もまだまだ満足してないと思うので、満足させるところまでいかなきゃいけない」と浮き足立ったところはない。
当日のヒーローインタビューは瀬川ではなく、今季初ゴールで2点目を決めた永藤歩と、アディショナルタイムに決勝の3点目を決めた瀬沼優司が選ばれた。それでも瀬川は「点取らないと、やっば。点取った人が一番エラいので。今度は点取ってヒーローインタビューしたいなと思います」と謙虚そのものだった。
群馬時代に2シーズンで4ゴールを挙げているものの、山形では移籍3シーズン目のここまででゴールなし。得点に関しては「狙ってはいるんですけど、あまり欲は出さないようにしています」と話している。
瀬川と言えば、チャームポイントでもあるおでこの大きなホクロを生かし、ゴールを決めたあとは自分が大仏様になり、サポーターに拝んでもらうというスタジアム一体型のゴールパフォーマンスを準備している。瀬川大仏がピッチ上に現れる日を祈りながら待ちたい。
(山形担当 佐藤円)
2017/05/25 18:23