前節・千葉戦は今季ワーストとなる5失点を喫しての大敗。GK増田卓也にとっても「屈辱的な負け方」と話すほど悔しさの残る試合であり、「何点かは防がないといけないピンチもあったので、そこが今後の自分にとっての課題」と自分自身と向き合っている。
ただし、「落ち込んでいるヒマはない」と気持ちは切り替えている。
実は増田にとって、5失点は2度目の経験。広島在籍時の14年、第18節・鹿島戦(1●5)で今回の千葉戦と同じく前半に1失点、後半に4失点という形を味わっている。だからこそ、「ああいう経験を生かして次に臨むことが選手として必要なこと」と切り替えの重要性を強調する。実際、5失点した鹿島戦のあとに迎えた第19節・鳥栖戦(1○0)では完封を達成している増田。今節・大分戦もその再現を目指す。
また、彼にはサポーターへの思いもある。「フクアリではサポーターのみなさんに来てもらっていたのに悔しい思いをさせてしまった。そのぶん、ここでやらないといけない。応援してもらっているので、その気持ちにより応えたいという思いになる試合」と、サポーターへの思いをより強くして臨むことになりそうだ。
「自分たちにミスが出たあとにやられないように守るのがGKとしての役目」
増田がそう話す自分の役割を達成できれば、長崎の勝利の可能性もより高まるはずだ。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/05/16 07:00