前節・熊本戦に勝利し、首位へ返り咲いた湘南。今節は3連勝を懸けて戦う。相手となる福岡には、史上最速でJ1昇格を決めた14年のメンバー、ウェリントンと亀川諒史が所属。かつてともに戦った戦友との対戦を曺貴裁監督は待ち望む。
「アイツらがクラブの歴史を作ってきたことは間違いない。カメ(亀川)はその後、五輪に出てくれた。ウェリントンは新しいクラブで頑張っている。彼らも湘南に対する思いがあると思う。そういう選手とやるのは非常に楽しみ」。
そして元湘南戦士は福岡の中心選手として立ちはだかる。ヘディングの強さ、そして高い決定力を誇る背番号17。圧倒的な運動量でサイドを制圧する背番号18。この2選手のプレーには曺貴裁監督も要警戒。「彼らのストロング(ポイント)を出させないというのも一つのポイントになる。ただ、良い選手なので、それをやらせないようにやってくる」。この激しい攻防が勝負を分けるポイントになりそうだ。
試合中はもちろん敵同士。だが、終了のホイッスルが吹かれれば、お互いを称え合いかつての仲間と会話がはずむ。「終わったらゆっくり話したい」と曺貴裁監督は頬を緩ませ、再会を心待ちにしている。
(湘南担当 高澤真輝)
2017/05/16 17:36