FW豊田陽平が32歳の誕生日にチームメートへの逆サプライズを行った。
この日、32歳の誕生日を迎えた豊田。32歳の抱負について「32歳なのでミニーちゃんみたいにかわいく、愛される選手になりたいですね。ミッキーではなく主役を立てられるような選手になりたいなと思います」と、世界中を魅了するキャラクターの恋人に例えて心境を表現した。
また、この日は雨が降る中にも関わらず、詰めかけた大勢のサポーターから花束など抱えきれないほどの誕生日プレゼントを受け取った。「本当にありがたいこと。この気持ちというのはプレーでしっかりお返ししたい」と感謝の気持ちを表した。
しかし、年齢を重ねたことで豊田の心境にも変化があったとのことで「逆に感謝を伝えたいということで、チームメートにはささやかな、しょうもないプレゼントをさせてもらいました」と、チームメートへ逆サプライズの形でプレゼントを贈った。そのプレゼントとは、自動車の芳香剤として使用できるアロマハイストーン。選手それぞれのイニシャルをかたどったものという、細やかな気配りが込められていた。
ちなみにこのアロマハイストーン、実はチームメートであるMF水野晃樹の夫人が作製したもの。豊田から相談を受けた水野がアロマハイストーンの資格を持つ水野夫人に依頼し、今回のサプライズプレゼントを作製した。さらにこのアロマハイストーンに添付された注意書きは、水野が「俺、商業科ですから」とキーボードを叩くジェスチャーを交えながらドヤ顔を見せたように、水野自ら打ち込み、プリントした貴重な一品となっている。
自身への誕生日にチームメートへの感謝を示した豊田。鳥栖のエースとしてのさらなる歩みを誰もが望んでいる。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/04/12 10:26