26日のJ2第5節・アウェイ熊本戦に向け、大分の後藤優介が特別な思いを抱いている
後藤は14年J2第4節のアウェイ熊本戦で86分に勝ち点1を拾う同点ゴールを挙げたが、混戦から押し込んだこのゴールが、実は後藤の得点ではなかったのではないかと試合後に取り沙汰された一件があった。そばにいた高木和道が押し込んだのではないか、いやオウンゴールに見えたとすったもんだした末の、いわくつきの記録だ。
「疑惑のゴールになってしまったので、今度こそはっきり自分だと分かる得点を」と、今節に向けて意気込んでいる。
さらにアウェイ熊本戦への因縁を語るのは伊佐耕平。まさに後藤の“疑惑のゴール事件”があった試合でプロデビューを果たしたが、「あの試合では何もできなかった」と悔しさを蘇らせる。「熊本のみなさんに成長した姿をお見せしたい」と、少しおかしなコメントを発したあと「…覚えてないと思いますけど」と付け加えた。
二人のストライカーの奮起に期待は高まるばかりだ。
(写真:熊本戦に向け意気込みを語った後藤優介)
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/03/25 19:40