長崎のMF木村裕が恩師の前での活躍を誓った。
前節・金沢戦、開始早々にCKからのヘディングシュートで今季初得点を記録した木村だが、今節対戦する京都には自身にとって意識せざるを得ない存在がいる。それが京都を率いる布部陽功監督だ。布部監督が柏でコーチを務めていた際に木村は直接、指導を受けている。当時について木村は「布部さんはめちゃくちゃ良い人で試合に出られない選手のケアや、マンツーマンで練習に付き合ってくれたりする人。そこで関わった選手が試合に出られるようになっていく」と柏での布部塾の絶大な効果について振り返っていた。
木村自身も布部塾で指導を受けていたいわば門下生の一人。今回はその恩師との初対戦となるが、「柏のときにコーチとしてずっと教えてもらっていた人なので成長した姿を見せたい」とすでに気合いは十二分に高まっている。
「監督をやっていることに不思議はないけど、監督としてどんな感じでやっているのかは想像がつかないのでちょっと個人的には楽しみ」と語り、今回の対戦を長崎では誰よりも楽しみにしているであろう木村。恩師の前で、成長を結果として見せたいところだ。
(長崎担当 杉山文宣)
2017/03/23 18:36