25日に行われるJ2第5節・長崎戦。目が離せないのが、同サイドでマッチアップする可能性が高い京都・本多勇喜と長崎・飯尾竜太朗のバトルだ。同じ91年生まれの二人は阪南大の同期で、「いまも仲が良い」(本多)という友人同士である。
この二人の対戦で思い浮かぶのが、昨季のJ2第20節。飯尾が当時所属していた松本と京都が対戦した、西京極でのゲームのあるシーンだ。京都のゴール前で二人がもつれ合ったあと、本多が起き上がりざまに飯尾の頭を平手ではたき、何もなかったような顔で去っていく。そして、そのシーンが中継のカメラにバッチリ収められていた。
もちろんその一件は、友人ゆえの手荒いコミュニケーション。本多は、「あの試合のあと、飯尾からLINEでそのシーンの映像が送られてきたんです。『家族が爆笑してる』って(笑)」と回想する。本多は25日の長崎戦に向けて、「試合中に笑っていたら、すみません(笑)」と謎の言葉を残しているだけに、今回もこの二人ならではのバトルが展開されそうだ。
ただし、昨季の松本戦のシーンは、二人の関係を知らずに客観視すれば立派な暴力行為。レフェリーの目には、くれぐれも注意してほしいものである。
(京都担当 川瀬太補)
2017/03/22 17:05