1-2で京都が福岡に敗れた12日のJ2第3節、常葉大から京都に加入したルーキーのFW大野耀平が69分から途中出場しJデビューを果たした。大野はポストをかすめるヘディングシュートを放つなどストライカーとしての非凡な才能をさっそく発揮。ゴールこそ奪えなかったが、プロフットボーラーとしての第一歩をしっかりと刻んだ。
15日の練習後にデビュー戦を振り返った大野は、「ボールを引き出すことができたし、シュートも打てた。チャンスを作れたという点では良かった」と手ごたえを口にする。ただし、プロ1試合目であっても、勝利への思いの強さはベテラン選手たちと何ら変わらない。1点ビハインドの状況でピッチに入ったときは、「とにかく追い付きたかった。(初出場で)『やらかしたくない』とか、そういう気持ちはなくて、『とにかく追い付きたい。勝ち点が欲しい』と思っていた」とのこと。自身のプレーについても、「最後にゴールを決めないと意味がない」と厳しく自己評価する。
アウェイ戦でJデビューを飾った大野が次のステップとして心待ちにしているのが、ホームゲームデビューだ。「やっぱり西京極でやってみたいし、西京極で得点を取りたい。若手がもっと活躍すれば、集客にもつながると思う」と、本拠地でのさらなる躍動を誓っている。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2017/03/15 19:11