今年1月末に右足関節遊離体の手術を受け、戦列を離れていた金沢の山﨑雅人が15日、トレーニングに合流した。
負傷箇所は「去年からちょっと気になっていた」という山﨑。「今年、練習でグラウンドに入って、やれると思っていたが、思った以上に腫れが引かなかった。シーズン中より、キャンプの早い段階で判断した。出遅れるのも当然承知。あのままやっていても、たぶん1年間戦えない。早く判断できて良かった」。
試合出場へ向けて、すでにイメージはふくらんでいる。「自分が入ったときにどういうプレーをするとか、ピッチでどういう働きができるか想像しながら見ていた。自分の持ち味をしっかり出せたら、いまのサッカーにもすぐ慣れると思う」。
山﨑は「アクションを起こしてボールを引き出すことを意識してやりたい。そういうプレーは自分の特徴でもある」と話したが、オフ・ザ・ボールの動きは柳下正明監督が目指すアクションサッカーに必要不可欠。前線からの守備でも貢献する”フォア・ザ・チームのFW”の復帰は頼もしい限りだが、「まずは自分のコンディションをしっかり上げることが一番」と、徐々に戦闘態勢を整えていく。
(金沢担当 野中拓也)
2017/03/15 16:30