
鹿島の赤﨑秀平がG大阪に期限付き移籍することが両クラブから発表された。
ガンバ大阪はトップチーム登録のFW3人のうち、呉屋大翔が故障離脱中。実質的にはアデミウソンと長沢駿の二人体制で戦っていたため、鹿島で出場機会を失いつつある赤﨑に白羽の矢が立った。3日にオファーがあり、6日にクラブと石井正忠監督が話し合い。10日の夜、赤﨑は大阪へ出発するという慌ただしい移籍劇だった。
「自分の特長を出していけばチャンスはあると思っていた」と話していた赤﨑だが、昨季からベンチを温めることが多くなり、ペドロ・ジュニオールを加えた今季はベンチ外が続いていた。そのため、強化部門の責任者である鈴木満常務は「いまの起用のされ方だとベンチ外も多いし、昨年の終わりごろから秀平も悶々とした気持ちをくすぶらせていた。ガンバで活躍したらウチに戻ってきてもチャンスがある。生え抜きの選手だしね」と送り出した。
なお、同選手は契約により期限付き移籍期間中(3月12日~1月31日)に鹿島と対戦するすべての公式戦には出場できない。
(鹿島担当 田中滋)
2017/03/12 17:05