
鳥栖の谷口博之がある男との再戦に闘志を燃やしている。
その男とは開幕戦で対戦する柏のハモン・ロペスだ。昨季、仙台に所属していたロペスだが、鳥栖と対戦したJ1・2nd第14節でハットトリックを達成し、3-2の勝利に貢献した。その試合で谷口の脳裏に鮮明に焼き付いているのがロペスの3点目の場面。ペナルティーエリア内でロペスとの1対1を迎えたが、かわされ、ゴールネットを揺らされた。しかし、試合後の谷口の表情は敗れてなお、清々しいものだった。
「言い方は悪いかも悪いかもしれないけど、気持ち良いくらいにやられた。あの場面(3失点目)で1対1で勝つことがDFをやっていての醍醐味だけど、やられるとああなる」。試合後にそう振り返っていた。
そのイメージがあるからこそ、谷口自身、ロペスとの再戦は今季の楽しみの一つにしていた。ここまで新加入のフランコ・スブットーニの後塵を拝する形になっていたが、今週に入って主力組に入るなど巻き返しを見せている。
「ずっと再戦を楽しみにしていた。彼(ロペス)とやるのを。別にそれがいつになろうと、開幕戦だろうと。あれがJ1のトップレベルというか日本のトップレベルだと思っているので楽しみ。本当に。別にビビってもいないし、幸せなこと」
あのとき、味わった真剣勝負の醍醐味、今度は勝った側の喜びを味わうために。開幕先発に向け、谷口の最後のアピールが続く。
(鳥栖担当 杉山文宣)
2017/02/23 19:58