今季、3年ぶりにJ1を戦うC大阪。始動2日目となった13日は3部練習が予定されており、周囲もほの暗い、早朝6時50分から練習がスタートした。
「3部練」はトレーニングによる体力強化という部分以外にも、長い時間をチームで共有することで連帯感を高める狙いもある。
鳥栖時代の2012年から14年にかけてユン・ジョンファン監督の元で「3部練」を経験している水沼宏太は、「誰かが遅刻すると連帯責任で罰もあったから、鳥栖の時は、朝来ていない選手がいることが分かると、みんなですぐ電話を掛け合ったこともあります(笑)」と当時を振り返った。
幸い、3部練習初日となった13日は誰一人遅れることはなかったが、「来てしまえばやるだけだけど、朝起きることが大変」と酒本憲幸が話したように、起床が最初のハードルであることは間違いない。独身の選手にとってはより大変だが、「5時に起きた」という杉本健勇は「目覚まし時計を3つかけました。1つだけだと、もし鳴らなかったらと心配だから(笑)」と“対策”を練ったようだ。
もっとも、高校サッカー界屈指の練習量を誇る国見高出身の山村和也などは、「高校時代は毎日6時10分から朝練があったので」とサラッと話し、「早く寝ればいいだけなので、大丈夫です(笑)」といつもの爽やかな笑顔で早朝練習を振り返った。
「強い集団になるために大事な時間」(水沼)でもある「3部練」は、13日から16日まで4日間、続けられる予定となっている。
文:小田尚史(エルゴラッソC大阪担当)
(C大阪担当 小田尚史)
2017/01/13 12:52