今節の水戸戦に向けて沸々と静かに闘志を燃やしているDF代健司。
代にとって水戸は昨季まで2年間にわたって所属した古巣。満足のいく出場機会を得られず、昨季オフに契約満了を言い渡され、悔しい思いをした。だからこそ代は「水戸には絶対負けたくない」と言い切った。
しかし、それは怒りや憎さから来る気持ちではない。この新天地で開幕からスタメンの座を掴み、ここまで全試合にフル出場。「(水戸には)自分を拾ってもらったという思いがある。だから成長した姿を見せたい」と成長の証を見せることが恩返しと考えている。
3節の富山戦の遠征途中で、空港で水戸の選手たちと出くわした際に古巣の選手たちと言葉を交わし、『クビになったばかりで、すぐに出てるじゃん』とイジられたという。しかし、チームを去った選手が新天地で活躍することで「(刺激しあって)お互いに高め合えれば嬉しい」と、古巣との切磋琢磨も成長につなげる姿勢を見せた。
(愛媛担当 松本隆志)
2013/03/22 16:08