ブラジル全国選手権1部のシャペコエンセの一行や報道陣ら計71人が犠牲になった「メデジンの悲劇」。3日、阪南大との練習試合に出場したG大阪のアデミウソンも、母国の同胞が被った悲劇に心を痛めていた。
事故発生直後、自身のインスタグラムでサンパウロ時代の同僚だったカラメロとブラジルの年代別代表でチームメートだったビテコに追悼の意を表したアデミウソン。「悲しいね。二人は僕が一緒のチームでプレーしたこともある仲間だけど、今回の悲しみは知っている選手が亡くなったからじゃない。まだまだ人生があったはずで、妻や子どもや友人を残して逝ってしまったことが悲しい。サッカーを愛する人が悲しんでいるのではなくて、ああいう事故が起こると心を持つ一人の人間として世界中の人が悲しんでいると思う」と寂しげに言葉を絞り出していた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2016/12/03 20:38