J1昇格プレーオフ決勝で対峙するC大阪を率いる大熊清監督と岡山を率いる長澤徹監督は、10年9月から11年いっぱいまでFC東京で監督・コーチとしてタッグを組み、J2降格とJ1昇格をともに経験した間柄。長澤監督は「一番苦しいときを一緒にやってきて、一緒に修羅場をくぐらせてもらった。しんどいときを一緒に過ごしたので絆は深い」と二人の関係性を語った。
そして、長澤監督は大熊監督をこう評している。「熊さん(大熊監督)はなんだかんだ言ってここまでチームを持ってくるところがすごい。油断とかスキがあったら一発で食っちゃうような人で、サッカーを勝負で捉えている。いろいろなサッカーの評価とかは二の次にして、勝つか負けるかで生きてきた人」。
4日に行われる決勝は、手の内を知っている同士が相手の腹を探り合いながら指揮を執ることになるだろう。「熊さんには俺の(考えている)ことが見えているだろうし、僕なりに熊さんのことは見えている」(長澤監督)。指揮官の対決にも注目が集まる。
(岡山担当 寺田弘幸)
2016/12/01 18:31