1日、4日に行われるJ1昇格プレーオフ決勝・岡山戦に向けて、C大阪が紅白戦を行った。Aチームが3-1で勝利した中で、1得点1アシストと気を吐いたのが、ソウザ。柿谷曜一朗の先制点をお膳立てすると、1-1に追い付かれたあと、自身の豪快なシュートで勝ち越しに成功した。
「決定的な試合が目の前にあるので、その準備をしている。J1昇格という最高の形で終われるように、価値のある1年にしたい」と決勝に臨む意気込みを述べた。
ブラジル1部シャペコエンセの選手らを乗せた航空機の墜落事故に関しては、胸を痛めている。
「飛行機に乗っていたのは全員知っている選手で、ジョジマールとネットとは同じクラブでプレーもした。ジョジマールは残念ながら亡くなってしまった。ネットは、神様のおかげで12時間耐えたあと、救出されたと聞いている。彼のために、お祈りしている。ネットとは、1カ月前にも話をしたばかり。すごく悲しい。自分にとってもショックだったし、世界的にもショックな出来事だったと思う。彼らの家族の支えになることをしていかないといけない」
悲しみが広がる中で、ソウザ自身はしっかりと目の前の試合に向き合っている。
「いまは大事な試合を控えている。セレッソにとって、この一年で最も大事な試合。その試合に向けて、フィジカル的にもメンタル的にも良い準備をして臨むことを約束する。チームに貢献するために全力を尽くす」と話し、最後は柔らかな表情でクラブハウスに引き上げた。
(C大阪担当 小田尚史)
2016/12/01 19:11