金沢のFWアン・ビョンジュンが27日に行われたJ2・J3入れ替え戦・栃木戦の第1戦(1◯0)に途中出場。9月に左ひざ外側半月板損傷で離脱して以来、ひさびさに公式戦のピッチに立った。
アン・ビョンジュンは10月中旬に手術を受けた。術後の経過が良く、J2最終節・札幌戦(0△0)に照準を合わせてリハビリに取り組み、実際に札幌戦のメンバーに入った。「J2・J3入れ替え戦に回る可能性があったので、そこも想定しながら、香城さん(チーフトレーナー)と相談しながらリハビリしていた。心の準備はできていた」。
栃木戦の66分に投入されると、GKとの1対1を迎えたチャンスは惜しくも決め切れなかったものの、前線でボールを収めて攻撃の起点になった。
アン・ビョンジュンは「程良い緊張感でやれた」と第1戦を振り返り、「アウェイだったけど、ウォーミングアップのときから金沢のサポーターがすごく良い雰囲気を作ってくれた。選手としては良いモチベーションで挑めた。サポーターの後押しもあって、チームの雰囲気も良かった」と、栃木へ駆け付けたファン、サポーターの応援に感謝した。
入れ替え戦・第2戦は12月4日に富山県総合運動公園陸上競技場で行われる。アン・ビョンジュンは「チームとして一つにまとまって、しっかり勝ちを狙いにいきたい」と意気込みを語った。
(金沢担当 野中拓也)
2016/11/30 19:35