J2復帰初年度となった今季の町田は、J1昇格プレーオフ圏6位を狙える位置で最終節を迎えた。「皆さんに期待してもらえる順位にいたことを誇りに思う」とリ・ハンジェ。町田がJ1ライセンスを所有しないクラブとはいえ、「周りの見る目も違ってくる」(リ・ハンジェ)6位に入れるチャンスがある限り、その位置を狙おうと選手たちの士気は相当高い。
ボランチの森村昂太は言う。
「J1ライセンスがあるクラブは少なからず、勝つことでプレーオフに行けるというプレッシャーをかけながら戦っている。僕たちにそのプレッシャーはないけど、勝ったらプレーオフに行けるんだというぐらいの気持ちを課して試合に臨みたい。プレッシャーを受けて戦えることはそう多いことではないし、目標を達成できれば個人の成長にもつながると思うし、今後のサッカー人生にもつながる」
6位・岡山とは得失点差で大きく離されているため、岡山敗戦、町田勝利で6位への道が拓かれる。「他力本願」(重松健太郎)である状況に変わりはないが、まず町田としては目の前の相手である愛媛を倒さなければ何も始まらない。
今季の“集大成”とも言うべき最終節。町田の選手たちは期する思いを胸に、敵地・ニンジニアスタジアムへと乗り込む。
(町田担当 郡司聡)
2016/11/18 20:53