今季で仙台との契約が満了となるウイルソンが1日、クラブを去るにあたって心境を語った。
10月23日に、仙台はウイルソンとの契約を更新しないことを発表した。ウイルソンは12年に仙台に加入し、同年にJ1リーグ戦で13ゴールを挙げ、クラブ史上初のJ1ベストイレブンに選出されるなど活躍。その温厚で誠実な人柄も含め、サポーターに愛され続けた名FWだった。近年はけがに悩まされていたこともあり、今季で仙台を離れることとなった。
ウイルソンは1日の練習後に、報道陣の取材に対応。「もっとこの仙台でプレーしたい気持ちがあったので、悲しい」という率直な気持ちを口にした一方で、「クラブの判断としてはありうること」と変化の時期にあるクラブ事情についても理解した。
質疑応答をとおして、仙台で過ごした5シーズンについて多くのことを思い出す中では、ウイルソンが目に涙を浮かべる場面もあった。しかし、その中で「クラブだけでなく、サポーターにも、この街にもよくしていただきました。素晴らしい環境での5年間でした」などと、チームやサポーターへの感謝の言葉を何度となく口にした。
※この会見については、後日のEL GOLAZO紙面にて詳報予定です。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/11/01 18:26