井原正巳監督がU-19日本代表の一員としてアジア制覇に貢献したDF冨安健洋について語った。
AFC・U-19選手権決勝でサウジアラビアをPK戦の末に下し、初優勝を飾ったU-19日本代表。福岡の冨安は主にCBとして中山雄太(柏)とコンビを組み、全ての試合で完封という偉業を達成した。井原監督は「あの二人のコンビは本当に安定していた」と高く評価。
「厳しい大会を経験して戻ってくると選手は成長するし、ましてや世界大会の切符をつかんできて、確実に大きくなって帰ってきてくれるのかなと思う。その経験を生かしながらウチのチームで本大会に向けてしっかり力をつけて、世界と戦えるようになってほしい。それが東京五輪につながる」と井原監督は冨安の今後についても触れた。
しかし、褒めるだけで終わらないのが井原監督。「トミ(冨安)自身も満足していないと思うし、予選に勝ってもそこで満足していると本大会のメンバーに選ばれない。けがもあるし、何が起こるかわからない。これからが大事だということを伝えつつ、また伸びていってほしい」とさらなる向上を求めた。
(福岡担当 杉山文宣)
2016/10/31 21:07