20位の岐阜は、上位チームとの対戦が続いている。J2残留に向け、岡山戦(第34節/0●5)、C大阪(第35節/2●3)は前半早々の複数失点から敗れたものの、前節・京都戦(0●1)では試合終了間際まで無失点を続けることに成功。吉田恵監督は「良い方向に向かいつつある負けだったと捉えている」と、3連敗の中でも進歩を感じ取っている。
そんな中で迎える今節は、町田(7位)が相手。同じ左SB出身でもある相馬直樹監督が率いるチームだけに、指揮官は「(現役時代の)プレーも非常にクレバーだったし、僕と比べたら、代表選手としての経験、アントラーズでの優勝経験と、強いチームにずっと在籍されていた方なので」とリスペクトを込め、「町田(のチーム作り)を見ても、守備のオーガナイズや攻撃に移行した際の、集団としてのカウンターや崩しが徹底されていて、勝ち方を知っているなと」と警戒している。
町田戦は“上位との4連戦”のラストゲームとなる。“勝ち方を知る町田”から勝ち点を奪くべく、指揮官は「やるべきことをやり続けること。この前(の京都戦)は残りの何秒かでそこが切れたので、最後まで集中力を保ち、スキを作らないようにしていきたい」と誓っていた。
(岐阜担当 村本裕太)
2016/10/21 21:26