降格圏に低迷し、一時は残留圏と『7』の勝ち点差があった名古屋だが、8月の監督交代後は3勝1分1敗。前節・福岡戦(5○0)までの2連勝で残留圏内の15位に浮上するなど、V字回復を見せている。自力残留の位置まではい上がってきたからこそ、ジュロヴスキー監督も「(監督就任後の)どのゲームも重要だったが、明日は私たちにとって一番重要なゲームになる」と自ら切り出した。
もちろんチームに慢心はない。リーグ戦の中断期間は静岡市で6日間のキャンプを張るなど、「(勝つ)準備はできている」と指揮官。冷静なプレーをすることを前提に「勝つためにはしっかりと走らなければならないし、高い集中力を持って臨む必要がある」と大一番を見据えた。
当日は3万人近くの来場が見込まれる豊田スタジアム。特大の後押しも背に、“ボスコ・グランパス”は3連勝を、そして奇跡の扉を開きに行く。
(名古屋担当 村本裕太)
2016/10/21 20:51