前節の町田戦では控えとなった熊本のMF上村周平だが、プロ3年目の今季は、地元での大きな地震やけがなど、幾多の試練も乗り越えて新たな力を発揮しつつある。
今節の相手である讃岐は、北野誠監督以下、熊本に在籍経験のある選手が多いが、上村にとっては上村健一ヘッドコーチが熊本アカデミーで指導を受けた恩師にあたる。
「ボールの持ち方や、持ってからのパスの見せ方とか、本当にいろんなことを教わって、それが生かされていると思います。特に守備面では成長できたと思っているので、そういう部分を上村さんには見せたいです」
アカデミー時代に見たトップチームのゲームで出場していた山本翔平や西弘則、一緒にプレーもした仲間隼斗などについても「プレーの特徴は分かる」と話す上村。かつての恩師や憧れだった選手たちの前で、成長ぶりを見せたい一戦だ。
(熊本担当 井芹貴志)
2016/10/20 18:39