15日に行われたルヴァンカップ決勝、G大阪vs浦和で、両チームを通じて唯一の16km台(16.009km)となる走行距離をマークしたG大阪の藤春廣輝。120分間を通じて驚異的なタフネスさを見せた背番号4だが、さらに驚愕だったのはキックオフからわずか5分後に右ふくらはぎを痛めていたことだ。
その藤春は17日のオフにもクラブハウスで治療を受け、18日は完全別メニュー。長谷川健太監督も「珍しくハル(藤春)が」と驚いたほどのダメージを受けていた。にもかかわらず、「前半5分で足が痛くなって、(プレーを)止めようかと思ったけど、さすがに前回(1日のJ1・2nd第14節)、0-4で負けていたし、とりあえず気持ちでやろうかと」と藤春ならではのど根性を披露。本来の鋭い攻撃参加は自重せざるを得なかったが、「立っているだけで精一杯。普通の試合ならダメだった」と、本音を明かしていた。
(G大阪担当 下薗昌記)
2016/10/18 20:06