8日のJ2第35節で、勝ち点8差の6位・京都との直接対決に挑む10位の千葉。この戦いに万が一敗れれば、11ポイント差となる。それはJ1昇格プレーオフ争いから脱落することを意味する。京都戦を落とすことだけは絶対に許されない。
その重要な一戦を前に、誰よりも意欲を示していたのが長谷部体制移行後に先発のポジションをつかんだ菅嶋弘希である。攻守に渡って献身的なプレーを見せる21歳の若武者も、「自分はしっかりと攻守でハードワークをしたい。この前の試合は攻撃にあまり絡めなかった。なので、そこで出た課題をしっかりと良い方向に持っていきたい」と強い決意を示した。
京都には東京Vユース時代からの先輩・吉野恭平がおり、それも彼が闘志を燃やす理由の一つだ。「プロに上がってからもご飯に連れて行ってもらったりして、かわいがってもらっていた」。お世話になっていた一つ上の先輩に成長した姿も見せたいと意気込む。
「たぶん、多少は汚いこともしてくると思うので、そこに気を取られないようにやっていきたい。練習からいつもやられていましたし(笑)」と吉野の特徴は把握済み。先輩とのマッチアップを制し、チームを勝利に導くことができるか。
(千葉担当 松尾祐希)
2016/10/07 16:14