残り3節となった明治安田J1・2ndステージは3週間の中断期間入り。甲府は大敗した2nd第14節(vs横浜FM、0●4)から3日間のオフを挟み、アウェイで行われる10月22日の福岡戦(第15節)に向けて6日に始動した。
「(3週間あるが)新しいことに挑戦するのは効果がない。今までやってきたことをやってサバイバルを生き抜く」。これは佐久間悟監督の言葉だが、キャプテンの山本英臣も「地に足をつけることが大事。勝点が欲しいといっても何か新しいことをやったり、リスクの高いプレーを選択したりするのではなく、自分たちのやってきたことしかできない。ここが大事だと思う」と、同じ趣旨の話をした。
堅守を取り戻し、少ないチャンスにゴールを挙げるという戦いを残り3試合でやって勝ち点を積み重ねるのが甲府の生き残る道。シーズン終盤になって先発陣にけが人が増えて苦しい内容の試合が続いているが、前節を除けば主導権を握る時間は短くも、競った末に勝ち切れない悔しい内容。中断期間は、コンディションを整え、プレーと判断の精度を高め、オーガナイズを再確認するしかない。
そして、けが人がどれだけ戻ることができるかがプラスαの要素。別メニューで調整を続けているドゥドゥは、この日約70%の強度でスプリントをこなしており、福岡戦での復帰の可能性を感じさせた。まだまだ、実戦投入できる状態ではないので可能性は五分五分という雰囲気だが、中断期間は負傷者の回復具合が気になる3週間になりそうだ。
(甲府担当 マツオジュン)
2016/10/07 13:35