負傷からのリハビリが続いていた仙台のルーキー・椎橋慧也が、今週からプロ入り後初めての全体練習に完全合流している。
市立船橋高から今季仙台に加入した椎橋は、1月22日に精密検査を受け、右足関節内踝骨折遷延癒合と診断された。それから長い治療とリハビリを続け、部分合流を経て、9月20日からは全体練習に合流した。
21日には2対2の激しい対人守備練習や紅白戦形式の戦術練習にも参加したが、「リハビリの間も体作りはしっかりしてきました」ということもあり、持ち前の対人守備の強さには一定の手ごたえを得ている模様。その反面、「プロのスピード感については、まだまだついていけていない。予測をもっと早めて、チャレンジするプレーを増やしたい」と、コーチングスタッフや先輩たちのアドバイスを受けつつ、自らを高めている。戦術練習ではCBやSBというように多くのポジションでプレー。これも「高校時代からボランチをはじめ多くの場所でプレーしていたので、それぞれでチャレンジしていろいろと吸収したい」とプラスに考えている。
「これほど長くサッカーから離れたのは初めて」という辛い時期を経験したが、「両親やスタッフ、先輩たちが支えてくれました。みんなに感謝してプレーしたい」と前を向く。実戦復帰を目指し、椎橋は新しい一歩を踏み出した。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/09/22 17:17