
湘南は22日に行われる天皇杯3回戦で、ホームに徳島を迎える。今回は週末にリーグ戦が控えていることもあり、日程面を考えて多少のメンバー変更が予想されるが、ユース所属で2種登録のDF石原広教にチャンスが回ってくる可能性が高まっている。
8月に来季のトップチーム契約の締結を発表した石原は、その後トップチームの練習に参加。新たなレベルの中で経験を積んでいる。「最初はスピードやフィジカルのところで慣れるのに苦労したけど、そこに慣れてきてから自分の長所が出せてきている」と石原。日々の練習が力となり、それを自信に変えることで成長を続けている。
徳島戦に出場することになれば、6月に行われたナビスコカップ第7節・神戸戦(0●2)以来のトップチーム出場となる。石原は「気負わずにやることが大事だし、いつもどおりにやりたい。頑張ることだけに集中して、余計なことを考えずに戦っていきたい」と語り、いろいろなことを考え過ぎることなく戦いたいと意気込んでいる。
天皇杯は一発勝負だ。リーグ戦とは違った、トーナメント独特の雰囲気がある。最後までスキを見せず、攻守に奮闘する若人の躍動に期待したい。
(湘南担当 林遼平)
2016/09/21 18:45