仙台のMFリャン・ヨンギが、負傷による離脱から全体練習に復帰。17日のJ1・2nd第12節・甲府戦に向けて調子を上げている。
仙台は14日、ひとめぼれスタジアム宮城での練習を実施。2対1の対人練習など激しい競り合いも多い内容だった。その中で気を吐いた選手のがリャン・ヨンギ。仙台13年目のベテランはJ1・2nd第7節・鹿島戦(1○0)で途中交代して以来、右太ももの負傷から慎重にリハビリを続けてきたが、今週は全体練習に合流。「ゲームに向かうコンディションになっている」と、次節・甲府戦の出場を目指す。この日の練習でも攻撃面だけでなく、激しい対人守備でも存在感を見せた。
現在のチームは負傷者が多く、次節はMF三田啓貴とDF大岩一貴が出場停止。リャン・ヨンギは戦列を離れていた間のチームについて「けが人を全員でカバーして戦えていた」とポジティブなイメージを持つ一方で、「それでも結果がなかなか出ないと、プレーが消極的になってしまう。まずは一つ勝って、雰囲気を変えること」と、リーグ戦の連敗を『3』で止めることを誓った。戦線復帰した背番号10には、苦しいチーム状況を好転させる役割が期待される。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/09/14 19:06