今節は年間勝点14位・新潟との大一番。16位に沈む名古屋にとって、J1残留を懸けた直接対決となる。クラブはこの試合に向けた「910円緊急アウェイ応援バスツアー」を用意。一人でも多くの想いと力を届けてもらうため、サポーターにも一体感の醸成と共闘を呼び掛けてきた。
田中マルクス闘莉王も復帰するこの試合、選手たちも一様にその重要性を口にしてきた。中でも特別な思いを口にしたのはMF磯村亮太。ユース出身、名古屋一筋の背番号13は「今年で一番大事な試合」と語り、募るグランパス愛を言葉に込めた。
「名古屋は絶対に落としちゃいけないチーム。ずっとこのクラブでやってきて、そういう歴史を小さい頃から見てきていた。小さい頃から瑞穂とかに行っていてずっと憧れていたクラブだし、そういうクラブが、自分がプロになってJ2に落ちるというのは本当に情けないことだと思うから、何としてでもそれは阻止しないといけない。何とか勝つというのを、”全員”でつかみ取らないといけない」
状況は苦しいかもしれないが、名古屋に関わる誰もが下を向いてはいない。勝てば残留圏との勝点差は4に縮まる一戦。名古屋は強大な一体感を持って新潟決戦に向かう。
(名古屋担当 村本裕太)
2016/09/09 19:33