27日に天皇杯1回戦・VONDS市原戦に挑む東京V。今週は5月から続けている週1度の非公開練習を行わず、サポーターに見てもらう環境を作りながら週末に向けて調整を続けている。
そんな中、週末に相対するV市原に対して「難しい相手が上がってきた」と答えたのは冨樫剛一監督だ。先週末に行われた千葉の代表決定戦を映像で確認した指揮官は「チームを分かっているぶんブリオベッカ(浦安)のほうが良かった。(V市原は)どんどんしかけてくるし、ゴールに向かってくる。ドリブルを含めていいモノがあるチーム」と素直な感想を口にするとともに、相手の印象を語った。さらに、冨樫監督は「ゲームに対してどうやって入っていくか」という点をポイントに挙げ、週末の試合を見据える。
「相手のカテゴリーが下だからと入っていくのか、この一戦をちゃんと戦うために来たという入り方を見せるのか、特に最初の10分の中で主導権ないし、ゴールへの迫力を出せるかでゲームは決まってくる」。
新人の頃に天皇杯で国士舘大に負けた思い出を例に挙げながら、「下の選手たちのモチベーションは高いし、難しいゲームになることは間違いない」と語った冨樫監督。チームとしても、リーグ戦につなげていくためにここで負けるわけにはいかない。東京Vは100%の力で下克上を狙う相手を一蹴しに行く。
(東京V担当 林遼平)
2016/08/26 12:06