昨季の天皇杯でベスト16入りを果たす原動力になった町田の松下純土が、今季の天皇杯に向けて意気込んでいる。
町田は昨季の天皇杯でクラブ史上初の大会3勝を記録し、2012年大会以来となるベスト16入りを果たした。その原動力は、普段リーグ戦では出場機会の少なかった選手たち。中でも“出世頭”の一人が、松本山雅FCからの期限付き移籍でプレーしている松下純土だった。
「天皇杯で個人としての自信を付けた」松下は、シーズン終盤のJ3リーグで負傷者や出場停止選手が出た左SBなどのポジションを務め、貴重なバックアッパーとしてJ2昇格に貢献した。「今年の天皇杯でも勝って勢いをつけて、なかなか結果の出ていないリーグ戦で好調の波に乗るきっかけを作りたいと思っている」と松下。もちろん、本人としては、今季の終盤戦に向けて、リーグ戦でのレギュラー争いに食い込むきっかけが欲しいシチュエーションではある。
今季はここまでリーグ戦の出場はわずか4試合。チームの勝利を追求する町田の20番は、“終盤戦の逆襲”を実現するために、天皇杯1回戦・神奈川大戦のピッチに立つ。
(町田担当 郡司聡)
2016/08/25 19:27