明治安田J1 2nd第8節の甲府戦を翌日に控えた12日、新潟は冒頭非公開でのセットプレー確認など、約1時間のトレーニングを行った。吉田達磨監督は甲府について「1stステージで対戦して、引いた相手を崩せないとは感じなかった」としつつ、「僕らに対しては、圧力も掛けてくると思いますし、組み立てもうまい。彼らに持たれる時間もあることを念頭に置いてやりたい」と分析。さまざまな想定のもと、試合に臨む。
この日の練習後には、スタッフも含めた円陣が組まれ、吉田達磨監督に促された主将の小林裕紀が「あと10試合、頑張ろう。行くぞ!」と声をかけ、気持ちを一つにした。吉田監督は「(期限付き移籍で)選手の人数が減り、メンバーから漏れる人もわずか。でも人数が少ないからこそ、どこでチャンスが出てくるか分からない。全員の闘争心、戦闘意欲を保って、ここから10試合、全速力で戦っていけるように」とその意図を語った。
年間順位14位の新潟は、15位の甲府と勝ち点差4。勝てばその差を7に広げることができる。まずは今節、白星をつかんで上昇へ加速したい。
(新潟担当 野本桂子)
2016/08/12 20:15