3日に行われた川崎Fの練習で、トップ組の右SBに大卒ルーキーの技巧派MF長谷川竜也が入った。エウシーニョが練習を回避した影響で空いた位置に入ったということだが、これまでにもサブ組ではSBに入り、サテライトリーグもこの位置で出場した経験がある。
「久しぶりにトップチームのほうに入ったので、素直に”やってやろう”という気持ちがありました。SBだったけど、監督からも言ってもらえることがあった。(右SBは)やったこともあったので、戸惑ってはいない」と本人もこの起用は前向きに捉えている。
中盤の攻撃的な位置を主戦場とする長谷川は、今季リーグ戦におけるメンバー入りはすでに果たしたものの、たびかさなる筋肉系の負傷による離脱もあっていまだ出場はなし。ただし、ナビスコカップではすでにプロデビューは果たしており、躍動感あるプレーでサポーターの心をつかんだ。それゆれ、彼に期待する者は多い。
「自分のパフォーマンスも悪くないし、いまは自分の成長のためにずっとやれているので、それはいいこと。自分がやれることを100%でやれれば良いかなと思う」
エウシーニョの状態次第ではあるが、長谷川はしっかりと、デビューの瞬間を迎える準備を整えている。
(川崎F担当 竹中玲央奈)
2016/08/04 11:36