山口は3日、山口市のきらら博記念公園サッカーラグビー場で午後4時から練習を行った。練習場には夏休み期間中とあって、「150人が集まっていた先週よりも多い」(クラブ広報談)人数のサポーターが集まり、熱視線を送った。
推定で約200人。維新公園以外の会場でこれほど多くのサポーターが練習観戦目的に集まったことはなく、地域リーグ時代からのサポーターは「いまから試合が始まるような感じ」と驚きの声。福満隆貴も「たくさん集まってくれるのはありがたいことだし、もっと頑張らないといけないとあらためて感じた」と応援に感謝する。
練習は薄暗くなる午後7時までぎっしりと中身を詰め込んだ。蒸し暑い気候の中、応援の後押しもあって選手たちは最後まで完遂。山口の練習はハードだが、三幸秀稔は「こういう練習だから、良いゲームができるというのを見てほしい。良い準備をして次の試合に向かう。それを多くの人に知ってもらえればいいなと思う」と話した。
スタジアムで応援するサポーター数が右肩上がりであるのと同様に、応援にも多くの人が訪れる。喜ばしいことだが、一方で練習場のキャパシティーや動線確保も課題として浮上。練習場がまだ固定できていないため、当然ながら場所ごとにファンサービスのルールが異なってしまう。この日もコーンで仕切ったり、公式サイトで注意を促したりと、スタッフは対応に追われた。
クラブでは公式サイトのほか、練習場にもファンサービスのエリアや注意事項などを掲示している。山口はスタッフ人数が少なく行き届かないところがあるのはやむを得ない。良い練習のあとの、良い触れ合いのためにも、ルールを守って気持ちよく夏休みの一日を締めくくりたい。
(写真は試合後のファンサービスエリア。サインを求める列ができていた)
写真:上田真之介
(山口担当 上田真之介)
2016/08/04 06:30