5日にリオ五輪の初戦・ナイジェリア戦に挑むU-23日本代表。そのトレーニングパートナーとして7月21日~31日までの11日間、直前合宿に参加していた東京Vの渡辺皓太が2日に帰国。3日にチームへ合流し、今回の合宿で得た経験とリオ五輪ブラジル代表戦の衝撃を語った。
渡辺は「五輪本番に向けた緊張感のある中で一緒にプレーできたことは良かった。一つひとつのレベルが高かったので、まだまだ頑張らないとダメだなと感じることができた」と今回の合宿を振り返る。特に東京Vユースの先輩である中島翔哉とはすぐに打ち解けたらしく、彼のプレーや日々の姿には刺激を受けたようだ。
さらに、今回の合宿の最後にはリオ五輪ブラジル代表と対戦。目の前で繰り広げられた光景に驚きを隠せなかったと話す。「間近で見ていても(ブラジルは)全然違った。速さも強さも両方すごくて、一瞬のスピードはこれまで見たことがないぐらい速くてビックリした。止める、蹴るがうまくないと日本でもやっていけないと感じたし、そこは全然通用しなかった部分だけど、その上で、ブラジルはさらにミスが少なかった。(東京五輪は)4年後だけど、4年しかないので少しでも差を詰められればと思う」。
あらためて感じた世界との差。この11日間で得た経験は渡辺皓太にとって間違いなく今後の糧となるはずだ。
(東京V担当 林遼平)
2016/08/03 18:54